先日、勤め先の社内勉強会で新人向けに「社内でよく使う横文字まとめ」を作った。せっかく割と時間をかけて作ったので、少し編集して(社内向けすぎる箇所は削除&修正済)ブログにも上げときます。レベル1~4まで20個ずつ厳選、計80個。これだけ覚えておけば横文字に関して困ることはないはず。仕事が出来るかどうかは別問題だけど。
レベル1(初級)
アジェンダ → 議題。ラテン語で”実行に移されるべき事柄”の意
タスク → 課された仕事。チャットワークの機能。
リスケ(リスケジュール) → スケジュールの組み直し
リマインド → 思い出させる、思い起こさせる
フィックス → 固定・確定させる(修正の意もあり)
アップセル/クロスセル → 上位プラン販売/セット販売
コミット(コミットメント) → 公約、約束
アサイン → 任命、割り当て
スキーム → 計画、枠組み
イノベーション → 改革
バッファ → 余裕
サマリー → まとめ、概要、要約
エビデンス → 証拠、根拠
アイスブレイク → 初対面の緊張を和らげるきっかけ
フェーズ → 段階、区切り
クロージング → “提案”と”契約”の間に営業が行う工程
ローンチ →立ち上げ、公開
バイアス → 先入観
バイブス → 雰囲気、ノリ
初級、基本編。ちょっと営業職ワードに偏ってるかも。かつベンチャー感、言いたいだけやろ感も強め?ここには入れなかったけど「ジョイン」「マター」とかも使う人は使うよね。すみません、僕もマターは使っちゃう。
レベル2(中級)
バジェット → 予算
アセット → 資産
ペンディング → 保留、未決定、先送り
チャーン → 解約。かき混ぜる、乗り換えの意も
イシュー → 課題、問題、論争点
オフレコ → 記録外
イニシアティブ → 主導権
プライオリティ → 優先順位
シナジー → 相乗効果
シュリンク → 縮小
ハレーション → 悪影響
コモディティ → 代替え可能な、一般の
ドラスティック → 思い切った、極端な
フレシキブル → 柔軟性
オルタナティブ →二者択一
サブスクリプション → 定額課金※所有ではなく利用権を得る
リファラル → 自社社員からの友人・知人紹介
ギグワーク → 雇用労働ではなく単発の仕事発注受注での働き方
ペルソナ → 架空の顧客像を設定する
トレードオフ → 何かを得ると、別の何かを失う、相容れない関係
正直、この時点で「サブスク」以外は一切使わなくても問題ない感。日本語の方が短いのも多数で笑える。でもニュアンスをファジーに伝えたい時に使いやすかったりするよね(←実例)。また、利益をベネフィットって言った方がお金に限らずメリットがあるみたいなストーリーに変換できたり。
レベル3(中級と上級の間。アルファベット)
PDCA →Plan Do Check Action、計画実行確認修正のサイクル
CVR → Conversion Rate、最終成果の達成した割合
HR(ヒューマン・リソース) → 人的資源(人材)
IS(インサイド・セールス) → 非訪問営業。対義語はFS(フィールド・セールス)
CS(カスタマー・サクセス) → 顧客をサポートではなく成功に導く
LTV(ライフタイムバリュー) → 顧客生涯価値
Pros and Cons(プロコン) → 良い点と悪い点、長所短所
OODA → Observe(観察),Orient(状況判断),Decide(意思決定),Act(行動)のループ
KPI → 重要業績評価指標 Key Performance Indicators
KGI → 重要目標達成指標 Key Goal Indicator
CI(コーポレート・アイデンティティ) → 企業の自己同一性
DX(デジタルトランスフォーメーション) → IT変革
CX(カスタマー・エクスペリエンス) → 顧客体験
IoT → モノのインターネット、様々なモノがネットに繋がり相互に制御する仕組み
BtoB → Business to Businessの略。企業間の取引。
BtoC → Business to Consumerの略。企業から消費者へのビジネスモデル。
CtoC → Customer to Customerの略。消費者間取引。
D2C → Direct to Consumerの略。製造者から直接消費者へのビジネスモデル。
SDGs → 持続可能な開発目標。世界を変える為の17の大きな目標
VUCA → Volatility(変動性・不安定さ),Uncertainty(不確実性・不確定さ),
Complexity(複雑性),Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の略。ブーカ。
これらはビジネスパーソンの基礎知識としてけっこう実用的なのでは?俗に言うビジネス横文字ではないかもだけど。実際によく使う、と言うかこれらの内容を前提に仕事してる場合が多い気がする。
レベル4(上級)
マイルストーン → プロジェクトの重要な中間目標地点
コンセンサス → 意見の一致、合意
エンゲージメント → 結ばれた強い約束、誓約、絆
インテグリティ → 誠実さ、真摯さ、高潔さ
アライアンス → 同盟、提携
ステークホルダー →利害関係者
アカウンタビリティ → 説明責任
コングロマリット → 複合企業
オンボーディング → 慣れてもらう為の支援活動(on boardより)
ロイヤルカスタマー → 忠誠心があり他に流れない重要顧客
コンピテンシー → 行動特性
リードナーチャリング → 見込育成
レピュテーション → 評判、世評
レギュレーション → 規則、規制
ドリブン → 突き動かされた、起点とした
トレーサビリティ → 追跡可能な状態
ダイバーシティ →多様性
コア・コンピタンス → 中核の能力、競合を圧倒的に上回るレベルの能力
ケイパビリティ → 能力、才能、性能、可能性
プレーヤーと言うよりはマネージャーや上層部の会議でよく使われてる感。あと「フィジビリ(フィジビリティ・スタディ)」とかも好きな人はよく使うよね。リクルート出身の人あるある。他にもRネタで、ZD(ぜんぜんダメ)、ATI(圧倒的当事者意識)とか面白すぎだよね。
結論
ビジネスシーンにおける横文字の使用はほどほどに(下記の写真参照)。